酒井弥『暮らしのセレンディピティ〜環境に優しい裏ワザ』技法堂出版、2001年
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見慣れないタイトルの本で、しかも著者の名前が読めない。
弥と書いて「みつる」と読むそうだ。
いちおう、サブタイトルを見て、買ってみた。
内容は、今はやりのエコ家事のようなものなのかな?と思っていたが、実は違う。
節約ではなくて、化学の知識を応用して生活を楽しもうというテーマが本書のテーマのようだ。
おもしろいのは、そのときに使用する材料がアルコールとか重曹とか割と簡単に手に入るものであることだ。
で、出来るものはといえば、色とりどりの液体ろうそくとか燃料用の固形燃料とか、おもしろいものでは酸素電池などがある。
本書は各テーマが5〜6ページずつで、全体で30テーマある。
それぞれのタイトルを示すことはやめた方がいいと思うが、先にあげたもの以外にも、竹で洗濯とか、車の傷を簡単に治す方法にはじまって、冷凍庫で酒を芳醇にする方法とそのわけなど本当に幅広くテーマが選択されている。そして、それぞれに科学的な説明があるので、ほう、なるほど、、、と読めるわけだ。
文系の人には、わかりやすく書かれているので化学の知識もかじれる。
理系の人にとっては科学的な説明は当たり前かもしれない。
しかし、それだけに「目からうろこ」状態ではないだろうか。
最初は、この作者独特の語り口に、
(おいおい。くだらんしゃれより内容やろ)
とか思っていたのだが、だんだんその語り口が「軽妙な」ものに思えてくるぐらい文章がうまい。
というか、ノリがいいし、書いてある内容がおもしろい。
これはちょっと全体を通して読まずに一部を取り出すと、かなり寒くなってしまうのだが、一例をあげると、
「(電池の能力を検証するために電池にモータを接続する場面で)小型モーターを接続してみます。アッ、モーターが回転しはじめましたね。」
という具合だ。
この「アッ」というのがなんともいえずいい感じをかもし出している。
まさに年の効だろう。
正直、この人の講演を聞いてみたいと思うし、こんな講演が出来る人間なりたいと思う。
出版社もあまり大きくない(?)と思うので、手に入りにくいかもしれないが、類書の中ではおすすめ。
今日、少し時間があったので、Linuxのカーネルをバージョンアップした。
それまでは、2.2系列を使っていたので、大幅な進歩!のはずだが、特に違いは感じられない。
(そらそうや)
もともとそれほど負荷のかかる仕事をしていないので、ベンチマークでもとらない限り違いは体感できないのかもしれない。
ついでに、USBとサウンドをオンにしてみた。
が、サウンドは一発では使えなかった。何か設定をすべきなのだろうが、どうせ音楽は聴かないのでとりあえず放っておくことにした。
USBは、USBデバイスと言うのを実は次に書くVisorしか持っていないのであまり恩恵が感じられない。
いちおう、インストールした主な機能は次のとおり
・USB、USB-Visor、USB-Scanner、Sound(ESS1371)、UDFファイルシステム(読み書き)
インストールしなかった主な機能は次のとおり
・SMP、LVM
ようやく、Linuxカーネルをバージョンアップしたので、USBでVisorとLinuxマシンを接続し、データの同期を行なった。
いまのところ、2回に1回はVisorがハングアップするが、リセットで直る程度の状態なので、特に問題はないと思う。
まあ、要するには特に書くこともなかったということだ。
今日、PalmをLinuxで管理するにあたって、調べてみたところ、J-PilotがほぼPalmDesktopと同じような働きをする。
この他に、Pilot-link、Gnome-conduit、Gnome-PIM、Coldsync、pi-addressなどのソフトがあるようだ。
少し使ってみたらレポートを出そうと思う。
少なくとも、Pilot-linkとJ-Pilotは完璧に動く。
日本語も問題ないので、特にレポートすることもない。
(アドレスのよみがなフィールドの扱いは変だけど。これについてはパッチもあるが、まだ実験してない。)
普段、母艦とのシンクロは赤外線で行なっていたのだが、USBの速さにちょっと感動した。
こんなことなら、ちょっとケーブルをつなぐ手間を考えてもUSB経由でやるべきかも。
yerbaというソフトを見つけたので、インストールしてみた。
が、動かない。
どうやら、mysqlがうまくセットアップできていないようだ。
mysqlは初めてさわるので、かなりてこずりそう。
で、もっとてこずりそうなのが、yerbaがスペイン語で書かれていること。
エラーメッセージが出ても、ソースを見ても、ホームページを見てもスペイン語だらけ。
いったいどうすればいいんだろう。。。
動き始めれば、いちおう英語モードもあるようなので何とかなるとは思うが。。。
ちなみに、このソフト、sourceforgeとか、slashdotとか、Excite、egroupsなんかのような、会員制サイトを運用するソフト。
登録ユーザーにはメーリングリストを提供できたり、同じグループに所属するユーザー同士でchatや掲示板があったりする。
・・・ここまで書いて気づいたが何もわざわざこんなソフトいれなくても、egroupsかなんかに参加すれば別に自前で運用する必要はないのかも。
少しだけ空しくなってきた。
今日は、午前中に会議1。
午後は、会議2、会議3、会議4、休憩、会議5。
という一日だった。
会議って、一つ一つは短くても、消耗しますね。
自分の発言がほとんどなくてもやはり消耗する。
その前後はあまり仕事が手につかないし。
こんな時に思い出すのが、
「細切れ時間活用法」
「脅威の時間節約術!」
とかいう感じのノウハウ本。
僕は意外とこの手の本が好きで、結構読んでいる。
(が、ほとんどは立ち読み)
そんな本読んでる暇があったら何か他の事をやれ、そしたらその間で何か出来るやろ!
という突っ込みもありかと思うが、最初のうちに方針を固めておくと、後々は非常に楽だ。
つまりは、
「基本をしっかりと押さえる」
ということだ。
何でもそうだが、最初が肝心だと思う。
そういう意味では、時間の節約をポリシーを持って実行している人の話と言うのはとても参考になると思う。
ただ、昔、こういう本を読んだ最大の感想は、
(この本の著者みたいに多忙だったらいいかも)
だった。
を作りたいと思った。
すごく簡単だと思ったが、なかなかうまく動かない。
最初は、RT:というブロックを新たに定義すればいいのかと思ったが、どうやらそれは本体を改造しない限り出来ないようだ。
いちおう、本体の改造はバージョンアップとの兼ね合いが面倒なので出来るだけ控えることにした。
そこで、何とかフィルターで実現しようと思うのだが、僕の腕ではなかなかだ。
近所で六月灯というお祭りをやっていたので、行ってみた。ものすごい数の灯篭がすごくきれいでした。
灯篭といっても竹で作った横30センチ縦20センチ、奥行き15センチぐらいのフレームに障子紙をはったものです。中にはろうそくが一本はいっています。
で、神社に向かって手前側(外側?)には、各灯篭のスポンサーなのか地元の企業名が書かれています。
反対側(本殿側)には、いろいろな絵が書かれています。表側の企業に関係のある人が書いたものなのかは良くわかりませんが、水墨画風の人から、幼稚園児がかいたものまでいろいろです。
ところで、六月灯って何?と思って、Webを探して見たところ、あまり情報がない。ここが数少ないサイトかな。
ちなみに、ここにのっている「水車からくり」というのは水車でくみあげた水を動力を使用してからくり人形を動かすもので、知覧町を中心とした地域の伝統芸能のようです。
めったにみれないので、一度見てみたいのですが。。。
いろいろ調べてみたところ、疫病や病害虫の害を防ぐために神様にろうそくをささげるのだそうです。
今日はようやくボンからです。
7月20日までの状況を整理すると、かなり状況は流動的なようです。
とりあえず、これまでの動きを見ると、交渉は大きく分けて2種類に分類できそうです。
これらは、閣僚級が会談する会合(The Groupと呼ばれている。)と、主に技術的な問題を詰めるグループ(Technical Group)です。後者は京都メカニズムの詳細や遵守規定(約束を守らなかったらどうなるかと言う規定)を決めるグループです。
もちろん、交渉の本場は前者のThe Groupのほうです。
ここでは、これからいろいろな問題が話し合われ、「政治的な合意」に向けた妥協が探られていくはずです。
そのため、このThe Groupに入れるかどうかは非常に重要な問題です。
ちなみに、このメンバーは、
韓国、スイス、メキシコから1カ国。
東欧諸国から3カ国。
EUから5カ国。
米国・日本・カナダなどのアンブレラグループから6カ国。
中国をはじめとする途上国グループから19カ国。
の合計34ヶ国です。
で、オブザーバーとして、これ以外に各代表1ヶ国について2人まで参加することが出来ます。
これらの詳しい内訳はまだ分かっていませんが、これで交渉をどこでやるのかと言う点は決まったと言えます。
その他、細かいことはいろいろとありますが、とりあえず、ドイツは寒いです。
今日の昼過ぎから政治的問題を取り扱うグループ(閣僚級)の会合で実質的な問題について討議して、合意を目指しています。
今日の会合で資金問題をはじめとする途上国支援の枠組みについてはかなりの進展があったようです。
それ以外ではまだまだこれからのようですが、記者に訊いてみたところ閣僚級会合の日程が延ばされるかも知れないという話をしていたので、「延期してでも」合意を作り上げるつもりかもしれません。あるいは、「もう少しやれば」合意が見えてきていると言う状況なのかもしれません。
いずれにしても、これまでのこう着状態と比べると若干進展が見られます。
この点について、なぜ進展が見られたり見られなかったりするのか?という疑問がわいてきます。
温暖化をとりまく科学的な情報はほとんど変わらないのに会議の進行度合いが異なる理由です。
これについて考えると、どうやら会場の雰囲気というか各国代表がなんとなく作り上げる雰囲気がそうさせているような気がします。
一部の新聞記者はボンでの合意は無理だと言うふうにいっていますが、各国の動きを見ていると、必ずしもそうではないのではないのか、という印象を受けます。
日本もそうですが、カナダや途上国、EUにもそれぞれなんとかして合意できるラインを探ろうという姿勢が見えます。
そして、重要なのが「どうしても交渉をまとめる」という議長の姿勢の現れだと思います。
ハーグでは、この姿勢がはっきりと打ち出されるのが1日遅かったのかなという気がしています。もう一日早く妥協に向けて動き出せば何とかなったのではないかという気がして仕方がないです。
ちなみに、日本は京都議定書を米国抜きで批准するかどうかという姿勢を明らかにしていません。
これには二つの意味があります。
一つは、自国の批准の有無を他国に任せてしまっていると言うこと。
もう一つは、そもそも批准するかどうかは交渉の結果である合意案を見てから判断するという、現時点で批准をどうこう言えると言う段階ではないということ。
日本政府はどちらかと言えば後者のような含みが強いです。
感じとしては、米国が批准しないと日本も批准しないという姿勢はそれほど固くないようです。
考えてみれば、確かにそれは理解できます。
合意の中身なしに批准すると言えば、それは合意などする必要すらなくて、現時点存在するコンセンサスですでに批准に十分な合意が出来ているともいえなくはないからです。
ところで、この点、今日のカナダの発言はこうです。
「米国の動向いかんに関わらず、カナダは合意の結果を見て批准を決定する」
先ほどあげた2点目と同じ文脈になります。
つまり、カナダは批准するかどうかはまだ決めていないがその判断に米国の動向は関係がないと明言しているわけです。
そして、この発言は拍手を持って迎えられました。
一方、日本は相変わらずイメージが悪いままです。
なぜ日本はカナダと同じことが言えないのかという点について、政府関係者とNGOの意見交換の場で話し合いましたが、明確な答えは得られませんでした。
オーストラリアのように米に追随するのか、カナダのように自国で判断するのか、態度を明確にしていないのは日本だけです。
もちろん、そういう交渉戦術もばあいによっては有効です。
しかし、態度を明らかにしないのは、現時点ではすでに交渉先述というよりもむしろ、優柔不断と受け止められています。
その辺がなんでわからないのか、これが今の正直な疑問です。
今、本会議場にいる。
どうやら最終的な合意に至ったらしい。
あと数分で会議がはじまるはずだ。
今が11時なので、約15時間の待ちだった。
たぶん、大阪の伊丹空港で待っているタクシーの運転手よりも長い待ち時間なのではないだろうか。
(前に聞いたら、4〜5時間待つことはざらにあるらしい。)
合意の内容だが、ここまで日本政府がごねてきて、一時は日本政府の主張が大幅に認められるのではないのか、という観測があった。しかし、実際はそうではないようだ。
論点は、議定書の約束を守れなかった場合に、どのような帰結(責任をとる方法)をとるのか、という点だった。
日本政府は、厳しい、あるいは法的拘束力のある帰結に反対していたが、結果的には、「ある程度法的拘束力のある」帰結という表現で落ち着いたと聞いている。
日本政府は、何で厳しい帰結を嫌がるのだろう?
少し考えてみて欲しい。
仮に不履行になったとしても、「うるさい。俺は守りたくないから守らなかったんや、がたがた言うんなら議定書から離脱する!」と言えばどうなるだろう?
こうなってしまえば、もはやその国に国際社会が強制的に温室効果ガスの排出を実行させることは出来ない。
また、そもそも、削減の約束を守れば帰結の問題なんて意識しなくて済む。
そう考えると、日本政府は、中途半端に努力して、帰結の規定に引っかかってしまうことを恐れていて、しかも、削減できなければそれはそのときだ、という開き直りが出来ていないと言うことだろう。
上の日記の後、30分後くらいに、議長(プロンク氏)が会議場に入ってきた。
たまたま僕は別の用事で会議場の外に出ていたので、議長と鉢合わせしてしまった。
(慌てて会議場内に逃げ帰ったのは言うまでもない)
議長が部屋に入ると、どこからともなく拍手がわきあがった。そして、それ以後、議長が何か言うたびに拍手がなった。
ひとしきり、昨夜から続いた交渉のタフさについて語った後、合意案について特に説明もせず、
「So, Decided!」(決定しました!)
と、宣言してしまった。
一瞬何が起きたかはわからなかった。
そして、次の瞬間に起こった拍手で我にかえった。
(ついに、合意が公式に決まったんや)
ということだ。
今は、この歴史的な瞬間に立ち会えただけでも満足している。
今日の全体会合は予定より3時間遅れて始まり、15分ほどで終わった。
理由は、「ロシア語の通訳がいない」ことにロシアが抵抗を示し、会議の進行を拒否したことだ。
実は昨日合意された包括合意であるが、これに対してロシアなどが修正を求めるという噂がある。
今日のロシアの行動はその布石ではないか、というのだ。
一方、産油国も何かやってくるのではないか、このままではすみそうにもない、という憶測が飛び交っている。
こういうのは、NGO関係者が政府関係者に直接聞いた話なので、実は単なる「噂」以上の真実味がある。
不幸中の幸いなのは、日本政府が今回の動きに絡んでいないことだろう。
昨日の行動のように世界に迷惑をかけたりはするが、陰険なところはあまりないというのがまだ日本政府の許せるところだ。
(経済産業省はいろいろとずるいというか、やり口が良くない気もするが)
朝一番(10時)から全体会合が開催され、月曜に採択された包括合意の正式文書が採択される予定だった。
が、実際に開催されたのは午後6時。
この間、起こったことは、月曜の包括合意をブロックしようとしている国があるという噂もあったが、実際にはもっと技術的な問題が強かったようだ。
技術的な問題と言うのは、包括合意文書に「技術的な変更」を加えるとプロンク議長が言っていたのに、それが、「技術的な変更以上」のものだったことだ。
文書を読む限り、そうかな?と思うほどの変更なのだが、それだけ厳しい交渉だったことのあらわれだろう。
ちなみに、日本は、議長が変更した方の文書を支持していたようだが、元の文書でも大きな問題はないとして、今回は静観していたようだ
一方で、途上国は、包括合意案に対して、最低限の変更しかしないというのが合意だったはずといいって抵抗した。
これは、基本的には先進国にたいする途上国の不信感や、100カ国以上ある途上国全体をまとめることがどれだけ困難なことであるのかと言うことだろう。
それをまとめ上げているのはイランの代表なのだが、彼の手腕・エネルギーは正直称賛すうる。
そんなわけで、どちらかと言えば、途上国の抵抗で時間が延びたのかもしれないが、最終的には合意が出来上がった。
今日はほっとして、早めに会場を後にした。
(と思ったが、時計を見たら午後8時。)