できの悪いひとたち

講義で学生にレポートを課した。

1割ぐらいの学生が、レポートの要件に満たないレポートを提出してくる。

今回は、「企業が公害を出した事例を一つ選び、その解決方法を経済学的手法にあてはめて検討し、当否を考えよ」という感じのもの。(詳しくは、こちらをどうぞ)

たったこれだけのレポートなのに、なぜか環境問題の事例を5個ぐらい列挙してくる学生や、環境問題(たとえば水俣病)について、発生原因・対策・その後の裁判の経過などを延々と書いてくる学生がいる。

文章で要求事項が書いてあって、それを一つずつつぶしていけば、それなりのものができるように、わざわざ書いているのに、そのとおりにできない。

なぜか、自分勝手に「環境問題について事例をあげて自由にかけ」とでも要求されたかのようなレポートを書いてくる。
人によっては、もう「環境問題についての感想を書け」とでも言うかのように、延々と企業に対する恨み言を書く人もいる。
これが実体験に基づいているなら、点をあげてもいいかなと思わないでもないけど、そうでもないから始末におえない。

要求が高いわけじゃあないと思う。
本文の出来はさておき、大部分の学生は、要件をきっちりと満たしてきて、6割ぐらいの点数はちゃんととっている。
それが、なぜできないんだろうとついぐちりたくなる。

レポートを書いたことがあまりない学生に向けて、「この順番で書けばレポートが書けるようになるよ」と伝えたくて、いろいろ条件を課しているのに、それが伝わっていないのかも知れない。
以前、「先生のレポートは細かい条件が多すぎて嫌だ。自由に書かせて欲しい」という要望をレポートに沿えてきた学生がいた。
その学生のできは、ぼろぼろだった。

追記:誤解のないように書いておくが、ここで言っている「できの悪い」というのは、「アタマのできがわるい」とかそういう意味ではなくて、あくまでも「レポートのできが悪い人」です。

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