DenmarkReopen200511

デンマークは11日から大型店舗等を再開する。 コロナでシャットダウンした経済活動の再開がはじまる。

ここから、感染のコントロールが順調なら、順次経済活動が復活していく。 デンマークはコロナ前まで経済がとても好調で人手不足が続いていた。それがどこまで回復するのか、未知数だ。

学校も10年生(中3相当)までは18日から再開される。 また、18日からはレストランやカフェも再開する。

ソーシャルディスタンスをキープしつつ、10名以上の集会は禁止のままだ。

感染のコントロールが順調なら、と書いたが、これは新規感染者がいなければとかそういうことではない。 病院がコロナの患者のケアをしつつ、医療崩壊しない水準というのを念頭に置いているようだ。

デンマークでは新規感染者は、ゼロどころかまだ増える。 先日のニュースでは、無作為に抽出した国民に対してコロナの検査を実施する計画もあるそうだ。 一定数の患者をあぶりだしながら、医療体制を維持できるように国全体でコントロールしていく方針だ。

コロナはゼロにはならないし、治療が確立するまで長期間かかる。 だからそのための体制を整えるというのが、デンマーク政府の判断のようだ。

いつ治療が確立するかどうかは不透明だ。 感染が自然に収まるかどうかも保証できないし、そうなっても体制がなければ第二波には対応できない。 そんなことを考えてのことだと思う。

さて、日本の体制はどうなんだろうか。 僕のSNSはどちらかといえば、普段から政府に批判的な人のものが多いので、実際のところは見えにくい。 エビデンスをもとに、日本政府の体制が十分といって安心させてくれる人がいるといい。 けれども、なんとなく政府擁護の論調は、「政府が決めたんだから、いいに決まってるだろ」「現場はがんばってる」とか「絆があれば乗り切れる」という精神論的なものが多い。

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