新しいPCのセットアップ

Thinkpad

今まで使っていたPCのパフォーマンスが物足りなくなったので新しいPCを買った。

Thinkpad X1 Carbonだ。

今まで使っていたPCはDellのPCで2年前に購入した。普通なら問題なく使えるのだが、最近の労働環境の変化で、ちょっと物足りなくなってきた。

DellのPCはCore i5でSSDの256GBなので、そこまで悪いPCではない。それどころか、最近はバージョンアップのたびにOSが重くなることもないので、2年どころか3-4年は現役で使用できるはずだった。 僕は、普段の使い方なら、ぼちぼちのパフォーマンスのもので満足できるので、ミドルスペックぐらいのPCを数年おきに購入する。

だが、今はそうも言っていられなくなった。

コロナだ。

僕は大学教員なので、講義をする。 講義は、PowerPointのスライドを表示しながらマイクでやるのが普通だ。 正直、大したパフォーマンスは必要ない。

それがコロナで一変した。

ZoomでPowerPointのスライドを表示しながら話すのが基本だが、録画したものを編集しなければならない。 あるいは、PowerPointで収録してビデオに書き出すこともある。 いずれも、とても重い。

特にビデオの編集と再エンコーディングは重くて、90分のビデオを作成するのにその数倍かかってしまったりすることもある。 (条件がよくわからないのだけれど。。。) 普段は90分のビデオをエンコーディング→保存に数十分程度で良い。 が、数十分待ったあと、確認してみたら修正点を見つけた!となると大変だ。

ビデオを保存しておくスペースもだんだん苦しくなってきた。 ビデオと文書とは必要とするスペースがぜんぜん違う。

こうなると、高速なデスクトップPCか、ハイスペックなゲーミングPCの出番のような気がする。 あるいは、Macか。

ただし、僕は移動が多いので、デスクトップでしか作業ができないというのもまたつらい。

そこからは論理的に説明できないのだが、いくつかPCを物色していて気づいたらLenovoをぽちっていた。

新しいPCの基本的なセットアップ

忘れないうちにメモ。

セットアップも簡単になってきた。ほとんどがScoop経由でインストールできるので、ツールのWebサイトを探して一つずつダウンロードしてくる手間がいらない。

まず、Windows TerminalをWindows ストアからインストール。

その後、Scoopを設定して、ChromeとかPowerShellとかをインストール。

Microsoft OfficeはOffice365からダウンロードしてインストール。

GoogleDriveとOneDriveの設定。この2つのクラウドに作業用データの大半をいれているので、この2つを稼働させるとデータの移行が簡単にできる。

以上でほとんどの環境が整う。

Githubから必要なデータのダウンロード

一部のファイルは、Githubにおいている。主にはバージョン管理したいデータだ。

emacsの設定ファイルとorgモード関連ファイル、もろもろの執筆データなどをGithubからダウンロードする。

そのために、sshconfigを設定。

Google日本語入力にAZIKを設定。

今度こそこれで作業環境が完了した。

ちなみに、GoogleDriveなどのクラウドとGithubのようなバージョン管理ツールのどちらにデータを置くかは悩ましい。 今はかなり試行錯誤をしている。

理想はバージョン管理の方ではないかと思うのだが、データをいちいちコミットしないといけないのがめんどうな気がして、一本化できずにいる。

意図しないスリープ

作業ログのつもりだったけれど、不思議な現象に悩まされたので、対処法を書いておく。

不思議な現象というのは、PCが意図せずスリープしてしまう問題だ。時間が来るとスリープとか、離席するとスリープというのは、わかる。

僕のばあいは、PCのカメラの前から20秒ぐらい姿を消すとスリープしてしまう。 僕は外付けディスプレイをメインで使用していて、ノートPCはその横にやや斜めに置く感じにレイアウトしている。 そうすると、椅子に深く腰掛けると、ノートPCからは僕が見えない。 その状態で、じっくりPDFを読んでなにも操作していないと、スリープする!

在宅ワークなのでこどもにちょっと呼ばれて離席して戻ると、スリープしている!

そして、このスリープからの復帰がめんどうだ。 毎回、ディスプレイの画面が消えてしまって、いったんノートPCの画面がメインになってしまう。 そして、外付けディスプレイの電源を入れ直すと、数秒でディスプレイに映像が映し出される。

いったいどういう現象なのか、問題を特定することすらできずにかなり悩んだ。

掲示板に質問を上げると、3種類の回答が帰ってきた。

  1. スリープ時間の設定とか外付けを辞めたら?とかいう提案のような回答。申し訳ないけど、諦めたくないから質問している。
  2. 動的ロックの設定に関するもの。それは設定していないと最初から言っているのだが、読んでいるのかいないのか、よくわからない回答だ。
  3. システム無人スリープタイムアウトの設定を変えるもの。これは当たりなのかな?と思ったけれど、違った。

最近のサポートは嫌いだ。 それは、ものすごく基本的なことから質問を返してくること。サポートを依頼するときに、現状とやったことを書いて質問をするのだが、それを読んでいないような対応が多い。

質問サイトの回答も多くがこれで、「そんな低いレベルの質問してるんじゃない!」と質問をしておきながら文句を言いたくなってしまう。 が、基本的なところを確認していくと、意外な落とし穴に気づいて問題が解決することも多い。 いらいらしながら、先方の提案に乗って操作をしてみて問題が解決すると、「あ、そうなんだ。。。ありがとうございます」とちょっぴり照れながらお礼をいってそそくさと退散する。 解決しなければいらいらが最高潮に達して「だから、そんな初歩的なことは分かってるって最初から言ってるじゃないですか!」的な態度になってしまう。かっこ悪いなと思いつつ、八つ当たりだ。

それでも今回は困り果てて、Lenovoのサポートに頼ろうとした。Lenovoのばあいにはそもそもサポートにたどり着くことがとても難しい。

今回はようやくサポートを発見して、対応を依頼しようと思ったときに、オンラインマニュアルを見つけた。そして、もしかして?と探してみたら、探していた答えを見つけた。

マニュアル嫁!

というオチか。

Lenovo Commercial Vantageというツールがプリインストールされている。 デバイス→スマートアシスト→オートロックの時間を「遅く」にすると、まあ、使える設定になった。 オートロックはしない設定で、Windowsの動的ロックを使っても良さそうだ。

うーん、こういう機能、必要なのかな。 PC使うのって、オフィスで使う人も多いけど、自宅で使う人も多い。

テレワークの時代と言われているから、最近はさらに多いはず。

そして、テレワークの悩みはこどもや家族に仕事のじゃまをされることだ。

仕事に割り込まれて、ちょっと困っているときに、PCが勝手にスリープしてさらにめんどうを増やす。 お前もか!と言いたくなる。

さりとて、このCommercial Vantageというソフト、システム管理的な役割をしているように見えて、アンインストールするのはちょっと怖い。

できるだけ素のPCを作っていそうな会社ということで、Lenovoを選んだのだが、DellとかMicrosoftのほうが良かったのかもしれない。

20221120追記

ファンが壊れてしまって、スローモード?でしか動かなくなった。 修理費用5万円。

手間を考えれば妥当なところなのだろうけれど、なんだか釈然としない。 1年保証が切れた直後に故障というのはマーフィの法則的だ。

とりあえず、スローモードでは動くのでなんどかに分けてデータを吸い出して、前のPCに引っ越しをしているところだ。

できるだけデータをクラウドにおいて、ソフトはScoopから自動でと思っていたのだが、意外とその管理から外れているデータがある。 ちょっとだけだから・・・などの理由でローカルにファイルを作成してそのまま作業をしてしまったりしている。

ついでに古いPC(一年前まで使用していたDell)も、OneDriveでデータを同期していたからデータの復元は簡単かと思ったら、動悸できないファイルが数千件。 全部手動で直せとかいってくる。

仕方がないので、OneDriveをアンインストールして再度接続しようと試みたが、これができない! 管理者権限でも、どうやっても消せないファイルがある。 レジストリで関連するエントリを消したりしてもだめ。

最終的にはPCを工場出荷時の状態にして利用を再開した。

やっぱりOneDriveは根本的な思想が変だ。 クラウドの同期機能というのは自動化しているからこそ意味があると思うのだが、数千件のエラーを手動で直せとかおかしい。 おまけに下手にOSに深く組み込まれているので、再設定も簡単ではない。 文句ついでに、Microsoftのサポート、Communityのサポート?というか、返信は3分ググればわかるような答えばっかりで、相談する気にもなれない。 (なんどか相談してみたことがある)

というわけで、今は修理するかどうか悩んでいるところ。

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