蛾に刺された話
久々のガーデニング
先日、草だらけになっていた庭の一角を掃除した。 最近はツユクサが多くて、これに庭が覆われている。
ツユクサは根にも種ができるらしくて、これが繁茂しだすと根絶は厳しいらしい。 そもそもツユクサは水分の多いところに多いと聞くので、畑や花壇スペースはレイズドベッドにしてしまう予定だ。
伸び放題になっているツユクサをざーと抜いていると、背中に何かが入った感覚があった。 枯れ葉のような感じだ。
夜、なんとなく背中の左側がかゆいなあと思って、朝みたら、赤い斑点が大量に背中にでていた。 斑点といっても一つ一つが蚊に刺されたあとぐらいの大きさで、それが無数にある。 かゆい。
家にある虫刺され薬を塗って我慢したけれど、二日目の夜はかゆみで眠れなかった。
翌朝、病院に行くと「チャドクガね」と言われて、飲み薬を一週間分と塗り薬をもらった。 かゆみ止めの飲み薬は劇的に効いて、その夜からはゆっくりと眠れるようになった。他には抗アレルギー剤と抗生物質。 こんなものに抗生物質?と思ったけど、あまりに腫れてて眠れないので、おとなしく服用した。
そして確かに、一週間程度で痒みも腫れもなくなった。 みかけはすごかくて、医者の冷静さにちょっと腹が立ったけど、やっぱり驚くほどのことはなかった。
ガーデニングと虫
庭にはこどもたちも出入りするので、できるだけ農薬を使いたくない。 なにより、バッタとかカマキリとかカナヘビなど、いろんな生き物がいるのがなんだかうれしい。
一方で、害虫はつく。(ちなみにバッタも害虫)
僕の好きな生き物を残して、それ以外を殺すような便利な薬はない以上、これはしょうがない。
ただ、今回のチャドクガのように、あまりに被害がひどいものはやはり駆除したい。 最近はヒアリとかセアカゴケグモなど、危険度が高そうな生き物も日本に上陸していて、少しずつ生息域を広げているように聞く。 それだけに、選択的な駆除には魅力を感じる。
虫といえば、蚊もそうだ。 蚊は薬剤で不胎化したオスの蚊を大量に放つことで数を劇的に減らすことができるという。ぜひやってもらいたいものだけれど、なかなか普及しない。
生態系への影響なのだそうだ。
うーん、僕は基本的に遺伝子組み換えなど、生態系に大きな影響を与える化学的操作とかはやらないほうがいいと思っている。 けれど、こういう都合がいいときだけ、生態系に化学が介入してもいいんじゃない?と思ってしまう。
なんともわがままで、一貫性のないことだ。