データの同期はSyncthingを使うことにした

諸事情あって、クラウドは、Google DriveとOnedrive(個人用、Sharepoint)、Dropboxを使っている。 iPadを使っているので、iCloudもアカウントはあるが、容量が少ない上に、WindowsとAndroidでは必要性を感じないので使っていない。

GoogleDriveとOnedriveは仕事で使っているのでやめることができない。 一方で、Dropboxは自分用の使用だ。 Dropboxは、ずいぶん長く使ってきて、愛着のようなものもあるのだが、2019年3月のポリシー変更で接続端末が3台に制限されたことで、使う気がなくなってきた。

3台というのは、PCとスマホ、タブレットとか、自宅PC、職場PCとスマホという感じで、簡単に制限に達してしまう。 要するに、仕事でちゃんと使うなら、有料版を契約しろということ。

こういう制限が加わるのはしょうがないのかもしれないけれど、他のクラウドもあるので、そこまで使ってないというのが正直なところ。 なので、もうDropbox辞めようという事になった。

で、GoogleかOnedriveに統合するのはどうか?ということを検討し始めた。

一番の課題は、WSL上のEmacsでOrg-modeのメモを快適に使えるのかということ。 Org-modeのデータは、クラウドで同期してメモやTodoをどこでも見れるようにしたい。 特に、スマホ(Android)で見れることは大切だ。そのためのアプリ、Orgzlyは制限が大きいので注意が必要だ。 そもそもOrgzlyは、Dropbox以外のクラウドには対応していない。Dropboxを使うか、スマホ上にファイルをおいて、それを何らかのツールで同期するかになる。

Google Drive

WSLからデータが参照できない。WSL上のEmacsでOrg-modeのファイルを参照できないということだ。 これだけでもアウト。

ちなみにWSLでGoogleDriveのファイルを利用するには、RaiDriveでマウントすればよいのだが、ちょっと面倒。

おまけに、Orgzlyで使えない。ファイルを同期するようにすればよいのかもしれないけれど、どこに同期されるのかちょっとわからなかった。

Onedrive

Onedriveは実は同期が不安定な気がして、あんまり使いたくない。 おまけに、Microsoftアカウントが職場で発行されたものなので、ドライブ名に日本語の職場名とスペースが入る。 いつ問題がでるかわからない不安さがある。

ちなみに、同期の問題は2年ぐらい前にハードディスクをまるごとバックアップしたつもりが、途中からフォルダだけで来ていて、中身が空という事象が何度か起こった。 それ以来、クリティカルな用途には使用していない。 今後も、よほどのことがない限り、検証の手間をかけるつもりはない。

おまけに、Orgzlyでも使えない。

Syncthing

この時点で、Nextcloudにしようかな?と思った。Androidにも対応しているし。 が、なんとなくそれは普通すぎる!

そこで見つけたのが、Syncthingだ。 Android用の同期クライアントもあるので、ストレスなく利用できそうだ。

Syncthingは、端末同士が直接通信し合う仕様で、サーバーも必要ない。両者でアプリを立ち上げておけば、勝手に通信して同期してくれる。

当初は、Windowsとスマホで同期させていたのだが、スマホだけ、PCだけ使っているときもある。特に最近は断捨離的に、PC作業時はスマホを触らないようにしているので、両者を同時に起動するというのは案外面倒だ。 そしてSyncthingのスマホ用アプリはけっこうバッテリーを食うようなので、手動でオン・オフするようにしている。 となると。。。やはり両者を同時に使わないといけなくなる。

そこでやっぱりサーバにもSyncthingをインストールして、スマホーサーバ、サーバーPCという2重のシンクを設定した。 サーバは常時立ち上がっているので、PCがネットワークにつながってさえいれば、ほとんどタイムラグなくデータが同期される。

スマホのアプリは必要なときだけオンオフするようにした。

Syncthingは思ったより便利だったので、しばらく使って見るだけではなく、もう少し違うファイルも同期したりして使ってみるつもりだ。

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