飛行機乗り遅れた@ミュンヘン

乗り継ぎ時間40分で飛行機遅れる

とある用事で日本に帰ることにしたら、ミュンヘンで乗り継ぎというフライトがあったので予約した。 ヨーロッパは何度も来ているけれど、たぶん、ミュンヘン乗り継ぎは初めてなのが、決め手。

ウィーン経由は朝早くて、こちらは13時過ぎ発というのも魅力だった。

このフライト、問題はミュンヘンでの乗り継ぎ時間が40分しかないこと。初めての空港なのに楽しむ時間はまずない。

ちょっぴり不安がある中で、空港について見ると、出発が20分遅れるという。。。

怖いのでカウンターで聞いてみると、「3分あったら大丈夫よ」とのこと。ほんまかいなって感じだったけど、まあ、航空会社が大丈夫と言うなら別にこちらに言うことはない。

ミュンヘンについて見ると、ゲートまでめっちゃ遠くて、3分ではとても歩けないし、途中で掲示板の表示が消えて、ゲートがどこかわからなくなる。 サービスカウンターに聞きに行くと、「ゲートは閉まったから、次の便を用意した」ということ。

まじか?

乗り遅れたときにすべきこと

飛行機に乗り遅れたらどうするか?

諦める。

これしかない。

しかも、フライトが遅れたなら、こちらの責任はないので、どういう条件を向こうが提示してくれるのか、じっくり聞く。 ごねたら代替便の席をビジネスにアップグレードしてもらえるかもとかいう話もあるけれど、僕はもう諦めることにしている。

下手にごねて時間を費やすぐらいなら、さっさと話を聞いて、少しでもマシな席(通路側)を確保したほうがいい。 今回は、飛行機の運行会社も変わるということで、一旦出国して、ANAのカウンターでチケットをもらえとのことだった。

出国してみたら、ANAのカウンターは1時間後(フライトの3時間前)しか開かないそうだ!

そして、一時間後、今回は無事に通路側の席を確保できた。

あとは空港で時間をつぶすだけだ。

空港での時間の過ごし方

僕の場合には、ラウンジで時間まで過ごすのが普通だけれど、国際線の場合には、1時間ぐらいはショップ巡りをする。

掘り出し物があるかなあと思ってのことだけれど、普通そんなことはない。 ヨーロッパの空港はいいものが売っていて、値段もそれなりにする。 チョコレートなんかは1パック1000円以下で買えるものはまずない。 下手すると、一箱一万円ぐらいする。

日本ではデフレと言われているけど、いいものを高く売って、しっかり利益を取ることから、物価上昇は始まるのだと思う。 そんなことしたら、庶民に買えるものはないじゃないか!ということもなくて、庶民が買えるものは空港にはないかもしれないけど、街にはある。 ある意味、格差社会なのだけれど、そうすることで、一般人の賃金は上がっていく。 一般が買える値段のものを利益を削りながら販売したのでは、やはり賃金は上がらない。

まあ、そんな事を考えながらいろいろと店を見ていると1時間ぐらいはすぐに経つ。

問題はそこからだ。 僕はそこから、ある程度疲れるまで歩き回ることにしている。そうしないと、飛行機で寝れなくなってしまう。 飛行機で体を休めないと、到着後に活動できない。

歩く時間はだいたい小一時間。 それぐらい歩いたら、出発までは寝ないようにして適当に時間をつぶす。 おすすめはちょこっと仕事をすること。特に手元に仕事がない人は、硬めの本を読むことだ。

歩いて体を使って、本を読んで頭を使う。

そうしておくと、飛行機に乗って機内食を食べ、軽くアルコールを入れたら、4-5時間は眠れる。

飛行機を待つ間にたわいもないことを書いた気もするけれど、疲れて仕事する気に慣れないときは、仕事の代わりに、こんなふうにブログを書くのもありだ。

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デンマークに来て3ヶ月

9月に来て、3ヶ月が経ったので、留学期間はあと4分の3になった。僕の職場は一回しか留学を認めてくれないので、転職しない限り、現役では最後の留学だ。

デンマークはもう冬で、毎日10度以下だ。 こちらは、一日のうちに天気がころころと変わり、晴れ間がのぞいたかと思うと雨が降っていたりする。

さて、このタイミングで日本にどうしても気になることがあって、一時帰国することにした。 明日、出発するのでいろいろと準備をしている。 iPadにコンテンツをダウンロードすることが、いちばん時間をかけている事かもしれない。 日本に帰れば、データはクラウドからダウンロードすればいいので、それまでの間、ちょこっとした仕事ができて、退屈しなければそれでいい。

今まで、1ヶ月以上海外位に滞在したことがなかったので、これが初めての長期滞在だ。 さあ、どんな事が起きるかな? と勢い込んできたのだが、あまり大したことも起きずに、3ヶ月が過ぎた。

なんというか、四六時中こどもの相手をする他は、ただ、本務がないだけという感じだ。 もちろん子どもの相手は大変というか、時間をすごく取られる。 こちらが集中して仕事をする時間をくれないので、大したことはしていないのに時間ばかりが過ぎていく感覚だ。 正直、こどもがいなければ、一人で来れば、もう毎日自分のしたいことができるので、研究に割く時間も自ずと増えるはずだ。

それもようやく、二人の子どもが学校と幼稚園に行くようになり、その生活に慣れてきてくれたので、親も時間ができてきた。

そんなところが3ヶ月が経ったところだ。

これからの9ヶ月は、じっくり研究したりできるかなあと期待している。 帰るまでに、手掛けている論文3本を仕上げたいのはそうなのだが、それ以外に、こちらの事情をいろいろと見て回りたいと思っている。 エネルギー関係やごみ関係もそうなのだが、それ以上に、人々の意識と行動を見ておきたい。

デンマークにいるといっても、コペンハーゲンはやはり都会で、見渡す限り、畑はない。 郊外に出れば緑はたくさんあるのだが、あれはたぶん、家庭菜園だと思う。 僕が見ておきたいのは、農場と呼べるような大規模な農家のことだ。 特に、風力発電や地域熱供給が併設された農場地域。

頼めばすぐに視察スケジュールはできそうなので、今はとにかく、どんなことを質問するのかということをまとめておきたい。

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データの同期はSyncthingを使うことにした

諸事情あって、クラウドは、Google DriveとOnedrive(個人用、Sharepoint)、Dropboxを使っている。 iPadを使っているので、iCloudもアカウントはあるが、容量が少ない上に、WindowsとAndroidでは必要性を感じないので使っていない。

GoogleDriveとOnedriveは仕事で使っているのでやめることができない。 一方で、Dropboxは自分用の使用だ。 Dropboxは、ずいぶん長く使ってきて、愛着のようなものもあるのだが、2019年3月のポリシー変更で接続端末が3台に制限されたことで、使う気がなくなってきた。

3台というのは、PCとスマホ、タブレットとか、自宅PC、職場PCとスマホという感じで、簡単に制限に達してしまう。 要するに、仕事でちゃんと使うなら、有料版を契約しろということ。

こういう制限が加わるのはしょうがないのかもしれないけれど、他のクラウドもあるので、そこまで使ってないというのが正直なところ。 なので、もうDropbox辞めようという事になった。

で、GoogleかOnedriveに統合するのはどうか?ということを検討し始めた。

一番の課題は、WSL上のEmacsでOrg-modeのメモを快適に使えるのかということ。 Org-modeのデータは、クラウドで同期してメモやTodoをどこでも見れるようにしたい。 特に、スマホ(Android)で見れることは大切だ。そのためのアプリ、Orgzlyは制限が大きいので注意が必要だ。 そもそもOrgzlyは、Dropbox以外のクラウドには対応していない。Dropboxを使うか、スマホ上にファイルをおいて、それを何らかのツールで同期するかになる。

Google Drive

WSLからデータが参照できない。WSL上のEmacsでOrg-modeのファイルを参照できないということだ。 これだけでもアウト。

ちなみにWSLでGoogleDriveのファイルを利用するには、RaiDriveでマウントすればよいのだが、ちょっと面倒。

おまけに、Orgzlyで使えない。ファイルを同期するようにすればよいのかもしれないけれど、どこに同期されるのかちょっとわからなかった。

Onedrive

Onedriveは実は同期が不安定な気がして、あんまり使いたくない。 おまけに、Microsoftアカウントが職場で発行されたものなので、ドライブ名に日本語の職場名とスペースが入る。 いつ問題がでるかわからない不安さがある。

ちなみに、同期の問題は2年ぐらい前にハードディスクをまるごとバックアップしたつもりが、途中からフォルダだけで来ていて、中身が空という事象が何度か起こった。 それ以来、クリティカルな用途には使用していない。 今後も、よほどのことがない限り、検証の手間をかけるつもりはない。

おまけに、Orgzlyでも使えない。

Syncthing

この時点で、Nextcloudにしようかな?と思った。Androidにも対応しているし。 が、なんとなくそれは普通すぎる!

そこで見つけたのが、Syncthingだ。 Android用の同期クライアントもあるので、ストレスなく利用できそうだ。

Syncthingは、端末同士が直接通信し合う仕様で、サーバーも必要ない。両者でアプリを立ち上げておけば、勝手に通信して同期してくれる。

当初は、Windowsとスマホで同期させていたのだが、スマホだけ、PCだけ使っているときもある。特に最近は断捨離的に、PC作業時はスマホを触らないようにしているので、両者を同時に起動するというのは案外面倒だ。 そしてSyncthingのスマホ用アプリはけっこうバッテリーを食うようなので、手動でオン・オフするようにしている。 となると。。。やはり両者を同時に使わないといけなくなる。

そこでやっぱりサーバにもSyncthingをインストールして、スマホーサーバ、サーバーPCという2重のシンクを設定した。 サーバは常時立ち上がっているので、PCがネットワークにつながってさえいれば、ほとんどタイムラグなくデータが同期される。

スマホのアプリは必要なときだけオンオフするようにした。

Syncthingは思ったより便利だったので、しばらく使って見るだけではなく、もう少し違うファイルも同期したりして使ってみるつもりだ。

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デンマーク2019年11月の気候

11月。 毎日曇りときどき雨。 気が滅入る人には滅入るのだろうけれど、日本の北陸の冬と比べれば、まだ空が明るい。

子供時代を過ごした福井県は1月から3月の半ばにかけてずっとどんよりと曇っていた思い出がある。 どうやら最近はそこまで雪も降らないので、雪雲が重く垂れ込めているわけではないみたいだけれど、僕が子供の頃、80年代は冬といえば、そんな空だった。

こちらの空はまだ雲が薄く、明るさを感じる。 これが4月か5月まで続くとやはりつらいが、

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久々に趣味の開発

久々にRailsの開発をやりはじめた。 デンマークに来て、子どもの世話に追われていた状態から少し余裕が出てきた感じだ。

今日は以前のコードをGithubからダウンロードして、Testを通すところまで。 以前はMacで開発していたのを今回からWindowsに移してみた。 基本的にはどのプラットフォームでも動くはずだが、細かいライブラリの挙動が違うのか、簡単には動かなかった。

最終的にはChrome-Driverだけ、OS依存の設定が残ってしまうようだが、これも条件分岐で変えられるはずだ。

さて、開発をやってみると、やっぱりおもしろい。 Todoにタスクを上げて、テストを書いて、動くコードを書く。 この繰り返しを、研究の統計分析にも使えれば、大規模な分析やシミュレーションモデルの構築もできそうな気がする。

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息子の小学校が始まった

月曜から、息子の小学校が始まった。 息子にとっては、7月後半から3ヶ月の休みだった。

地元の自治体が外国人向けにデンマーク語中心のクラスを作ってくれていて、息子もそれに所属することになった。 そのおかげか、始まって3日、楽しそうに通っている。

先週の水曜には面談があったのだが、そこに行く途中、いぬのうんこを踏んづけて、ちょっぴり臭いままで面談したのでどうなることかとどきどきしたのだが、そんな影響は微塵も感じさせずに、楽しそうに通っている。

最初にもらったワークブックの半分まですでに終わったとかで、かなりのハイペースで勉強が進むようだ。 簡単な会話ができるようになる日も近いのかもしれない。 小学生だったら、「遊ぼう」「それ、反則やん!」「オッケー」「いい感じ」「ばいばい」ぐらいができればなんとかコミュニケーションできる気もする。 その後は、ぼちぼちやっていけばいいんだろう。

小学校への入学が遅れたのには、ビザの取得が遅れたことに加えて、10月の半ば、学校が1週間休みになったことの影響がある。 じゃがいも休暇という休みだそうで、一週間休みになる。 どうやら、じゃがいもの収穫を子どもが手伝うためらしいが、コペンハーゲンには農民もほとんどいなさそうで、単なる休みになっている。

そのおかげで、「やった、ビザ取れた!学校申請しよう!」となったところへ、「学校休みなので、面談は2週間後ね」という回答が来てしまった。 「なんでや、面談なんて明日やったらええやん!」と思ったけれども、向こうにも都合があると思ってがまんした。

面談は特に何ということもなく、1時間弱でおわった。 そうそう、日本語の通訳の方が呼ばれていて、面談内容を通訳してくれた。 この方の手配もあって、休暇前には面談ができなかったのかもしれない。

娘のほうは、仲のいい友達ができて、楽しく行っているのだが、その子が休みのときには、他の子は遊んでくれないらしく、ちょっと悲しそうだ。 でも、辞めたいと言わないのが、娘の強いところだ。 けなげで、見ていて泣きたくなる。

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2019年10月のPC環境

パソコン

8月から、メインマシンをMacからWindowsに変えてみている。 タッチパネルがあるといいかなと思ってのことだが、一人で研究する分にはそんなにタッチパネルはいらないかもしれない。

MacからWindowsへの移行に取り組んで見る気になったのは、WSLの存在。 WSLでUNIX系ツールの使用がストレスなくできるなら、Windowsでもいいやという気持ち。 3ヶ月使ってみたところ、ほとんどストレスなくWSLは使うことができている。 ただ、Windowsの仕様なのか、通知まわりがけっこう邪魔。 とくに、なにか通知があるとタスクバーが隠れなくなるのが嫌だ。 ログイン画面も変えたいところ。仕事しようと思ってログインしたら、「これはこんなところですよー」とエッジが立ち上がって説明。そんなのマジでいらないでしょ。

「ほう、なるほど!」

なんて思ってしまったら、もう終わり。 せっかく仕事に取り組もう!という気持ちが一気にそれてネットサーフィン地獄。

Windowsは昔からこういう感じで、PCがやることに「人を関わらせよう」とする思想があると思う。 OSはもっと影に隠れてほしい。

僕のマシンはDELL製だけど、ちょっとType-C周りの挙動が怪しいかもしれない。 ハブの外部ディスプレイ接続がうまく行かなかったり、ネットワークケーブルを認識しなかったり。 問題を切り分けることができていないので、他の原因があるのかもしれないけれど、今はPC自体の不具合を疑っている。

それは良いとして、ノート、実はLinuxでよいのでは?という気がしてきている。 学校の仕事をしないとOfficeを使うことがとても少なくて、Office以外のツールでWindowsに依存しているものを僕は使用していない。 もう少し暇になったら、そのへんも試してみようかと思う。

現在の環境はスクリーンショットのとおりで、大半の作業はChromeかEmacs上。ときどきシェルで作業だ。 シェルもEmacsでやってしまえばのだけれど、スキルが低いのと、Emacsを立ち上げるときにどうせ開いているので、ついつい使っている。 あとはSlackぐらいかな。

タブレット

デンマークに来ていきなりiPadが壊れてしまって、どうしようか!と思ったが、結局iPadAirを買い直した。

Androidタブレットにしようかとも思ったけれど、iPadはやっぱりペンが便利。ペンを使わないなら、Androidでよいけれど、それはつまりタブレットをエンタメ用途でしか使わないのと同義だ。

僕の場合は、PDFを閲覧しながらコメントを書いていくのが主な用途だが、これだけでも仕事はすごくはかどる。 なんといっても、「今日はあれがいるかも知れない!」と予想して出かける前にプリントアウトする必要がない。 そして、PDFを見ながら、ちょこちょこしたメモを書き込める。

僕の主に使っているのは、LiquidText。 そのうちレビューしたいけれど、なるほど、タブレットはこう使うと紙より優位なのかと言えるツールだ。

スマホ、時計

スマホはずっとAndroid。これも8月にHuawei P30に変えた。P9から3年ぶりの更新だが、使い勝手は大きく変わらない気がする。 10倍ズームはかなり便利だ。

時計はそれに合わせて、Huawei Watchを買ってみた。 バイブ付きの目覚ましがほしかったのと、睡眠計測に興味があった。 その前に3000円ぐらいのスマートバンドも買ってみたが、安物っぽすぎて、人前にしていく気がしなかった。 Huawei Watchと2つつけるなら、ファッションとして許容可能かもしれないけど、僕は一つで十分。

LINEの通知等を最低限設定しているのだが、LINEや電話の着信がわかるのはとても便利だと感じる。

Apple Watchを使わないの?と言われるが、スマホがiPhoneでないと使えないのが残念。 Watchはスマホに従属するものだと思っているので、Watchがスマホの機種を変えるなんて言語道断だと思う。 この辺、AppleはWatchからiOSに人を縛ろうとしているのかもしれない。

僕はそういうの嫌なので、WatchがAndroidスマホで使えるようになるまでは、Apple Watchを使わない。

まとめ

以上、2019年現在のガジェット環境を紹介した。

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デンマークに来て二ヶ月

出国から2ヶ月

在外研究の機会をいただいて、日本を出国してから2ヶ月が過ぎた。

この間、財布をすられたり、こどものVISAが書類不備で降りていなかったり、相方が銀行口座作れず苦労したりと迷走を続けてきた。 住む場所も4ヶ所目でようやく、落ち着いた。 出発前は、1ヶ月程度でで生活が落ち着くかな?と思っていたけれど、とんでもないことだ。

子どもを二人連れての在外研究はなかなか厳しい。 それでも2週間前から下の子が保育園、上の子は今日から小学校に入学できたので、ようやくゆっくりできそうだ。

デンマークの印象

倫理的消費

さて、なんとなく理想的な国のようなイメージで捉えられがちなデンマークだが、実態はどうなのだろうか。 そのへんも調査していく予定だが、まずは2ヶ月経っての印象を記す。

倫理的な消費に対する国民の意識は高いようで、Irmaという高級スーパーでは、オーガニック認証のないものが珍しいほどだ。 Nettoというわりと安めのスーパーでも、どの棚にもオーガニック認証の商品が並んでいる。

倫理といえば、もう一つ、フェアトレード商品も非常に多い。 フェアトレードタウンの認証条件の一つに、人口1万人あたり、取り扱い店舗1店舗という条件がある。日本ではこれをクリアするのに大変苦労する。こちらでは、店舗の数だけ取扱店がある、そんな印象だ。

衣料品や雑貨のフェアトレード商品もありそうで、こちらは街なかに取り扱い店舗を見つけたので、今度行ってみる予定だ。

今のところ、食品に限るが、これらの商品、実は別に高くない。他の商品と一緒に並べられていて、似たような価格がついている。 10%は違わないと思う。

街並みと住居

ヨーロッパの町はどこでもそうだが、足元を見ないと歩けない。犬の糞があちこちに放置されている。犬の糞は飼い主が持ち帰るというルールが浸透してきた日本とはまったく違う。30年前の日本を見ているようだ。

タバコも多い。ヨーロッパは喫煙に甘い。駅で吸っている人も多くて、煙のないところをつい探すような状況だ。

石畳の町は雰囲気があるし、普通の靴であれば、歩きにくさは感じない。

ところで、今住んでいるのは、築100年ぐらい経った家の屋根裏だ。 部屋の四隅は屋根の傾斜に合わせて低くなっていて、結構頭をぶつける。 天窓があって、わりと明るいので、こちらの家にしては家の中が明るくて、ありがたい。

ただ、夜は暗い。 今の家はマシだが、1,2番目に滞在した家は暗くて、本すら読めなかった。 2番めの家では、入居した翌日、100W相当のLED電球を買いに行った。一つ買って気に入ったので、もう一つ買いに行ったら、顔を覚えられてしまった。

キャッシュレス

こちらでは、MobilePayというスマホを使った決済が一般的なようだ。 中古の自転車を個人から買ったときも、MobilePayで払うのが普通だと言われた。 店舗ではあんまり使っているのは見たことがない。

店舗では、クレジットカードかデビットカードを使用するのが一般的だ。 これはおそらく、キャッシュレス時代より前から、小切手なんかを使う人が多かった流れではないかと感じる。

交通に関しては、レイエスコートという写真付きのカードをみんな持っている。旅行者はスマホアプリできっぷが買える。 券売機は、むしろ現金使えるもののほうが少なくて、クレカが必須だ。

現に僕も財布に100クローネ入れているが、1ヶ月間、動いていない。 動物園にクレーンゲームがあったが、そこでもクレジットカードが使える。

日本でもキャッシュレスが流行りだが、クレジットカードとデビットカードが実は本命だ。 ポイント還元を考えなければ、カード一枚で決済が終わるのだから、スマホを出していろいろやるよりもはるかに便利。 しかも、海外行っても同じ使い勝手。 唯一スマホで対抗できるのはおサイフケータイだけれど、これは海外では使えない。

ちなみに、こどもはクレカ持ってないやん? という話もあるけれど、子どもには買い物をさせないというのが、基本的なスタンスのようだ。

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